自己破産の相談をする場合、弁護士と司法書士ではどう違うのか?

自己破産を検討するという事は、現在借金返済の見通しが立たない状況だからと思います。
借金問題は、弁護士や司法書士などの専門家に相談すれば解決可能ですが、その違いは何か知っていますか?

 

通常の生活では、これらの専門家との接点はありませんので、まずご存知の方はいません。
ここでは、弁護士と司法書士の違いを解説しています。

 

 

自己破産の相談は弁護士?

弁護士は、法律の専門家として、法律行為を代理するあらゆる権限を有している資格者です。
資格を有さないものが、「弁護士」を名乗ることは法律で禁止されています。
その地位が、厳格に保護されているのです。

 

また、弁護士資格を持たない者が、報酬を得ることを目的として法律事務に携わること(非弁行為)も禁止されています。
非弁行為を行った者は、2年以下の懲役又は300万円以下の罰金に処せられます(弁護士法第77条)。

 

弁護士は、依頼人の代理人として、自己破産に関わる手続きを代行することが可能です。
裁判官とのやりとりも弁護士がやってくれるので、依頼人は指示に従っていれば問題ありません。

 

自己破産の相談は司法書士?

司法書士は書類作成代行が主業務です。
そのため、原則として法律行為を代理することはできません。

 

債務整理については、2003年の法改正により、法務大臣の認定を受けた司法書士(認定司法書士)に、一部の整理業務が認められるようになったものの、制限が多いため依頼時には注意が必要です。

 

自己破産手続きにおいては、司法書士が扱える債務総額が140万以下に限定されていることと、弁護士と違って地方裁判所での訴訟代理権が認められていないので、書類作成業務しかできません。

 

自己破産相談するときの弁護士と司法書士の違い

 

弁護士

司法書士

報酬 高め 低め
債務総額 制限なし 総額140万以下
交渉代理権 制限なし 有り(債務総額140万以下の場合のみ)
訴訟代理権 制限なし 有り(簡易裁判所の場合のみ)

 

自己破産は弁護士と司法書士では、どちらに相談する方がおすすめ?

法律行為の代理は、やはり原則として弁護士に相談することになります。
司法書士は報酬が低めの所が多いので、予め債務総額140万以下であることが分かっている時には、司法書士に依頼するメリットがあると言えます。

 

ただし、自己破産や個人再生は地方裁判所の管轄となるため、司法書士では手続きを行うことはできません。
そうなると申立などの手続きは全て自分で行う必要があるので、弁護士に相談した方が無難でしょう。

 

自己破産で弁護士に相談した場合、東京地裁を利用できる首都圏在住の人なら、処分する財産があっても少額管財事件となります。
その際は通常50万の予納金が20万で済むため、そういったメリットもあります。

 

参考:自己破産は東京地裁で!首都圏の人は読んで下さい!

 

手続きが多少面倒でも、少しでも自己破産にかかる費用を抑えたいという事であれな、司法書士に相談するのも良いかもしれません。
必要書類作成はやってくれますし、裁判所への自己破産の申請方法も教えてくれます。
多少面倒ですが、手続きは可能で費用を抑えることができます。

 

参考:自己破産費用(弁護士・裁判所)はいくら掛かる?

 

 

自己破産の相談窓口のある司法書士は?

司法書士でも、自己破産の相談窓口のある事務所は沢山あります。
司法書士は弁護士と違って書類作成に限定されるのに、一体何故でしょうか?
それには2つの理由があります。

 

自己破産するかどうかは相談を受けてみないと分からない

債務整理は、自己破産以外に「任意整理」「個人再生」「特定調停」といった方法がありますが、自分で自由に選べるわけではなく、債務と収入のバランスから、どの方法を選択するかが決まります。
自己破産を希望したとしても、結果として任意整理になった、というのもよくあることなのです。

 

特に、消費者金融などの高金利の借金を長期間にわたって利用していた場合は、過払い金返還(払い過ぎていた利息を取り戻すこと)により、想像以上に負債額が圧縮されることもあります。
司法書士は140万までの債務しか取り扱うことができませんが、払い過ぎている利息を再計算することで、140万以下になる場合も多いのです。

 

140万以下になれば、弁護士より司法書士の方が、基本的には報酬が低いので、依頼者にとってもメリットがあります。
こういった理由で、自己破産の相談も受け付けているわけなんですね。

 

弁護士と提携して役割を分担している

自己破産の相談・依頼を司法書士が受け付け、弁護士でなければできない業務は、提携している弁護士事務所に依頼する場合も少なくありません。
自己破産申請に必要な書類作成は司法書士が担当することで、弁護士に依頼するより報酬総額が低くなったりもするので、依頼者にもメリットはあります。

 

大手の司法書書士事務所なでは、割とよく見かける方法です。
弁護士より司法書士の方が、自己破産について相談する日程なども、融通がききやすい傾向もあります。
オススメは弁護士相談ですが、今までの説明で、司法書士を選択しても、債務整理に強い事務所であれば、大きな問題は起きないと思います。

 

最終的には、依頼者の好みということになります。

 

自己破産で評判の良い弁護士は?

自己破産を検討中なら、借金問題に強い事務所に相談する必要があります。
離婚や相続に強い弁護士が、自己破産でも評判が良いとは限りません。
当サイトでは、実績が豊富で評判の良い弁護士をいくつか紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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自己破産は、消費者側に立ってちゃんと相談できる法律事務所を選ぶ事が大切ですが、いきなり弁護士や司法書士と面談するのは勇気が必要ですよね。

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